今回はテクニカル分析の第4段です!今回はインディゲーターの一つである「アルーン(Aroon)」を勉強していきましょう!
「アルーン」とは何か?
今回はテクニカル分析のインディゲーターの一つである「アルーン」を勉強していきましょう!
新しいトレンドを見極めトレンドの有無・強弱を判断するインディゲーターです
ではまずアルーンとは実際にどういうものかを見てみましょう!下図の赤い四角のものが「アルーン」です。
ではこれが実際何を示すかですが、
アルーン・アップ(オレンジ)が70〜100の範囲に収まった動きを見せる場合は上昇トレンドが形成されている
アルーン・ダウン(青)が70〜100の範囲に収まった動きを見せる場合は下落トレンドが形成されている
という認識をしていれば十分です。
「アルーン・アップ」「アルーン・ダウン」の計算式
アルーンアップ・アルーン・ダウンの計算式は以下の通りとなります。
「アルーン・アップ」「アルーン・ダウン」の有効性
上述した計算式より、たとえば以下のような2つの場合のチャートでもどちらでも100%となります。
アルーン・アップ・・・100
アルーン・ダウン・・・10
アルーン・アップ・・・100
アルーン・ダウン・・・90
左は確かに上昇トレンド中と言えるでしょうが、右は本日だけたまたま大金持ちがたくさん買って上げただけかもしれません。なので、右はこれだけみて上昇トレンドとは言い難いでしょう。
では、アルーン・ダウンはどうでしょう?
アルーン・ダウンは左が10%、右が90%となります。なので上述した内容だと右側のチャートを「アルーン」とは何か?のPointに当てはまると上昇トレンド中でもあり、下落トレンド中でもあるということになってしまいます。
なので、アルーン・アップ、アルーン・ダウンだけをみて判断するのは筆者はあまり有効性が高いとは言えないのではないかと考えています。
「アルーン・アップ」「アルーン・ダウン」2つを両方見て分析しよう!
アルーンは一般に以下のような内容でテクニカル分析されます。
(1)アルーン・アップがアルーン・ダウンを下から上に突き抜けた時
(2)アルーン・アップが100%になると上昇トレンドの始まりを示唆し、その後も70%以上で推移する場合は、上昇トレンドが継続中。アルーン・ダウンは30%以下。
(3)アルーン・ダウンが50%を割った場合は、下降トレンドの終わりを示唆
売りシグナル
(1)アルーン・ダウンがアルーン・アップを下から上に突き抜けた時
(2)アルーン・ダウンが100%になると下降トレンドの始まりを示唆し、その後も70%以上で推移する場合は、下降トレンドが継続中。アルーン・アップは30%以下。
(3) アルーン・アップが50%を割った場合は、上昇トレンドの終わりを示唆
上述の通り、アルーンの継続性とアップ・ダウン2つを一緒に見ることによってより確実な分析となります!
実際にビットコインにアルーンを適用してみてみよう!
実際に上のテクニカル分析をビットコインのチャートに当てはめてみてみましょう!
確かに上昇トレンド中となっていることがわかります。しかし、このあとアルーンアップは50%を切ってきましたが、まだ上昇が少し継続していたので、そこまでの正確性はないかもしれません。
数あるインディゲーターの一つとして利用するのはいいかと思いますので適宜利用するのがいいかと筆者は考えています。
ここまでお読みくださりありがとうございました!今日でまた一つトレード力が上がったと思います!
また次の記事でさらにパワーアップしていきましょう!